【闇金相談】融資を断ったらキャンセル料を請求された!の続き
先日キャンセル料を脅し取られたお話をしましたが、案の定その三日後に「口座に1万(手数料を引いて5千円)振り込んだから、一週間後に3万返済しろ!」と押し貸しの電話がありました。
押し貸しの種類、手口
・何らかの方法で入手した口座情報をもとに勝手に振込み、返済を強要してくる
・現在貸し付けをしている債務者に対し、完済金を入れても利息分を引いた金額を勝手に戻してくる
イシジマの場合
やはり”モリモト”が言う様に私の個人情報が「鴨リスト」に載ってしまったようで、口座すら教えていないところからの電話でした。
「もしもし、どちら様ですか?」
「この前、融資のお申込みいただいた○○キャッシングですよ!お忘れですか?」
「いえ、そんな会社に申込みした覚えがないんですが、、、」
「やだなあ~、イシジマさんですよね?確かにお申込みされてますよ。現にこうやってお振込み口座まで伺っている訳ですから。」
「いや、そんな事ありません。絶対に申込みなんかしていません。」
「そんなはずないでしょ?間違いなく申込みしてるから!!」
「いやいや、、、、」
「とぼけても駄目だよ、あんたの希望通り一万円の融資で手数料引いて5千円振り込んどいたから!完済で3万、返済日は○月×日、前日連絡は17時までね。ガチャッ、、、」
(うわあぁっ、ちょっと強引すぎない?)
危惧していた事が起こり、一方的な展開に驚きを隠せなかったがとりあえず言われていた通りに”モリモト”へ電話を入れた。
「もしもし、イシジマさんどうしたの?追加融資?」
「違いますモリモトさん、この前言われてた【押し貸し】の電話がありました!どうすればいいですか?」
「あ~、やっぱり来ちゃった?で、何だって?」
先ほど掛かってきた電話のやり取りをモリモトに説明すると、
「絵に描いたような押し貸しだね、ハッハッハッ」
「いや、笑いごとじゃないですよ、どうすればいいですか?」
「ラッキーじゃん、もらっちゃえばいいんじゃない?」
「そんな事したらまた脅されるじゃないですか!!」
「いいじゃん、脅されるぐらいなら(笑)」
「いやですよ!!!」
「そっかー、じゃあ取り敢えずその会社に電話して勝手に振り込まれてたんで、今から警察に行くって言ってみなよ。それでも引かなかったら警察行ってきな」
「それで大丈夫なんですか?」
「前にも言った様に、脅して取れる相手にしか言ってこないから。イシジマさんは前回それで払っちゃったからそう思われてるんでしょ。」
「はぁ、わかりました、とりあえず電話してみます、、、、。」
対処方法
「お電話ありがとうございます、○○キャッシングです!」
「あの~イシジマと申しますが、、、、」
「あー、イシジマさんもう返済?」
「いやっ、返済っていうか、そもそも借りてないしこれって押し貸しってヤツですよね?」
「はっ!?何言ってんの?そんな訳ないでしょ。あんた自分から金貸してくれって言ってきたんでしょ?録音もあるよ。」
(絶対嘘だし、、、、、)
「わかりました、それ以上言うなら今から警察に行きますから!」
「、、、、、。」
「録音もあるんですよね?今から警察署に行くんで、そこで警察の方にも聞いてもらいましょう。」
「黙って聞いてりゃガタガタ言いやがって、お前が払わないんなら身内に払わせるからな!!ガチャッ」
(あれっ?どうなのこれ、、、、)
とりあえずモリモトさんに聞いてみよう、、、、。
「モシモシ、イシジマですけど、、、。」
先ほどの流れをモリモトに説明すると、
「う~ん、大丈夫っぽいけど、心配なら警察行ってきなよ。その方が確実だと思うし。てかイシジマさんゴメン、今忙しいから後で電話するよ。ガチャッ、、、」
(軽いな~。メチャメチャ心配だし、警察に行くことにします!!)
そのまま近所の警察署に行き、受け付けでおおまかな説明をすると、生活安全課に通されました。
そこで担当?の刑事さんに説明すると、
現在の状況で具体的に警察が動くのは難しいかもしれない、ただ請求を止めさせるように話をしてくれる事になりました。
「もしもし、○○キャッシングさんですか?イシジマですけど、いま警察署に来ているので電話代わります!」
「あ~、○○警察署の××と申しますけど、今ねイシジマさんが押し貸しの件で相談来てるのよ。、、、、、」
「うん、、、うん、、、そう、それじゃあ今後イシジマさんや関係者の方に電話しないように!」
ガチャッ
「どうでしたか?」
「私が代わったら、そんな人知らないしお金も貸してないってさ。今後イシジマさんの周り含めて電話しない様に言っといたから大丈夫ですよ!」
「本当ですか!ありがとうございます。」
「可能なら、口座を一旦解約した方がいいですよ。恐らくイシジマさん闇金のリストに載ってると思うし、毎回こんな事してたら大変でしょ。はっはっはっ。」
お礼を言って警察署を後にし、そのまま銀行に行って解約の手続きをしました。ちなみに振り込んだと言っていた5千円は入っておらず、うまくいけば儲けものくらいの感覚だったようです。こんな事で丸一日動き回り、大変な思いをしない様、皆さんも押し貸しにはお気を付けください。
結論
※今回、闇金業者から教わった話を基に実際私が行った体験です、押し貸しされている方は自己責任でご判断下さい。(安易に個人情報を教えない事が一番です。)
・まず毅然とした態度で対応する。オドオドしたり、脅されて弱味を見せると付け込まれます。
・その上で、それ以上請求されるなら「警察・弁護士に相談させてもらいます。」とキッパリ言う(お金を貸している訳ではないので、そこまでして闇金業者はリスクを取らない。ちょっと脅して行けそうな相手かどうか見ているだけ。)
・それでも引かずに脅して来たり家族等へ催促するようであれば、実際に警察署、弁護士へ相談する。(この時点で明らかに恐喝、架空請求にあたるのでそれ以上の催促はしてこない)
・弁護士さんにお願いするとお金が掛かってしまいます(確実なのは弁護士)、この位なら最寄りの警察署の生活安全課に相談して電話を替わってもらうのがベターです。
・ただし、むやみにからかったり挑発したりすると非通知などで嫌がらせをしてくる事はあるので必要以上に煽ったりしない事。(ココ何気に重要です!!)
以上を踏まえて押し貸し被害に遭わないよう、毅然と対応しましょう!
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